こんにちは、帰国子女のまゆうです!
こちらの記事では、
- TOEFL Speakingの徹底的な分析と解説
- 私が試した勉強法
をご紹介しております。
「TOEFLのスピーキングが苦手」「そもそもどう対策したらいいのか分からない」「中々点数が上がらない」と悩んでいる方も多いと思います。
私も初めてTOEFLを受けた時にSpeakingが19点で、対策にとても苦労しました。
しかし、思考錯誤していくうちに、とっても効果的な対策を見つけました。
私はこの勉強法で、1年でSpeakingの点数を19点から28点まであげることができました。
私はこの勉強法は本当に効果的だと思っています。心配なのは私の拙い文章力でこの勉強法をうまく説明できるかどうかだけです(おい)
ではさっそく本題に入りたいと思います。
Contents
私のTOEFL Speaking分析
何事に関しても、一番の対策は「知ること」です。
TOEFLのSpeakingとは、一体どのようなもので、何が求められているのでしょうか。
Reading、Listeningと違い、実はSpeakingは一番英語力が反映されないセクション、つまり、対策次第で実力以上の点数をもらうことが可能なセクションだと思っています。
私は実は英語を喋るのは苦手で、とてもじゃないですけど28点もとれるほどのスピーキング力は持ち合わせてないです。
TOEFL Speakingで高得点と取ることと、英語がペラペラであることはイコールではない、ということになります。
というのも、TOEFL Speakingで高得点を取るために必要な能力は、スピーキング力だけではないからです。
ですので、海外生活の期間が少ない方は、実力が反映されやすいReadingやListeningよりも、Speakingが点数の稼ぎ目だと思ってます(あくまで私の主観ですが)
TOEFL Speakingで求められている能力とは
では、TOEFL Speakingではどのような能力が求められているのでしょうか。
TOEFL Speakingで求められるのは、基礎的なスピーキング力に加え、以下の4つです。
- 瞬発力(15秒や30秒などの短い時間に自分の立場、根拠、具体例などを思いつく力)
Q1やQ5などの、自分の意見を求められる質問で必要になります。
自分はどの意見を持つか、瞬時に決める瞬発力を鍛える必要があります。これは「慣れ」なので、過去問を解きまくることで鍛えられます。
- 要約力(読んだ内容や聞いた内容を簡潔にまとめる力)
Integrative task(Q3,4,5,6)全てで必要です。絶対に入れなきゃいけない情報はどれか?逆にどれなら省いていいか?などを考え工夫を続けることで、時間内に過不足なく情報を回答に組み込むことができるようになります。
- わかりやすく伝える力
回答はなるべく分かりやすくするように心がけましょう。聞いている人を意識して、どのように伝えたら分かりやすいか?を考える必要があります。
そのためには、テンプレートを使い、回答の構成を読者が分かりやすいように工夫する必要があります。
このテンプレートは、後日別の記事で紹介したいと思います。
- 論理的思考力
回答が納得できるものになっている必要があります。
回答が論理的であるということは、「Bという理由からAだと思う。」という、AとBの関係性が理にかなうものであるということです。
例えば、私は眠たいから寝る、は論理的です。なるほど、と思いますよね。
しかし、私は眠たいからテレビを見る。は、意味が分からないため、論理的ではないということになります。
これは「わかりやすく伝える力」にも繋がるものがあります。
では、この分析を踏まえた上で、私の勉強法をご紹介します。
TOEFL Speaking 勉強法
私の勉強法は、6ステップで構成されています。
ステップ1 過去問を解く+それを録音する
まずは一通りTOEFLの過去問を解いてください。私のスピーキング対策で使う教材は過去問のみです。
この時、少し恥ずかしいですが、必ず録音をしてください。
ステップ2 模範回答を見る
参考書に載っている模範回答を見てください。
そこには、TOEFLから求められている回答、私たちが答えるべきだった内容が示されています。
自分の実際の回答に何が欠けていたか、良い点数を取るには何が求められているのかを確認してください。
ステップ3 録音した音声を聞き返す
録音した自分の回答を聞き直し、自分の弱点、改善点を把握してください。
客観的に自分の回答を聞くことで、改善点を見つけやすくなります。
1. 話し方の問題:
- あー、とか、えー、とかを連発していないか
- 黙り込んでしまっていないか
これらはなるべく避けましょう。
これはただの癖だと思うので、これらの話し方を避けるよう意識することが一番の改善方法だと思います。
2. TOEFLで求められている能力の問題
- 回答が分かりづらくなっていないか(分かりやすく伝える力)
- 抜け落ちている要素はないか、または一つの要素を過度に説明していないか(要約力)
- 意見と根拠の関係性が妥当かどうか(論理的思考力)
模範回答と自分の録音を比べ、上の質問を自分に問いかけ、自分の弱点を見つけてください。
TOEFLで求められている能力のうち、どれを鍛える必要があるか把握しましょう。ここの時点では、「要約力を鍛える必要があるな」など、自分の弱点を把握するだけで大丈夫です。
鍛える過程は、ステップ4でやります。
ステップ4 納得のいく回答を書き出す
ここがこの勉強法の一番重要なステップです。
時間は気にしないでください。何分かかっても構いません。
論理的で(論理的思考力)、分かりやすく(分かりやすく伝える力)、必要な情報が過不足なく含まれている(要約力)回答を、ノートなどに書いたりコンピューターにタイプしましょう。
試行錯誤して、工夫して、どうすればよい回答が作れるか?どうすれば自分の問題点を改善できるか?と、自分に問いかけながら、回答を作ってください。
ステップ5 自分の回答を読み上げ、時間内に言い切れるか確認
次に、作った回答を定められた時間内に言い切れるかどうか確認します。
時間内に言えない場合は、何を減らせばいいか、時間が余ってしまう場合は何を足せばいいか、また試行錯誤をして回答を作り直してください。
ステップ6 それを読みあげ、録音する
ステップ1で答えた回答と聞き比べると、回答の完成度が段違いになっていると思います。
なぜ効果的なのか
「え?なんでこんな勉強法で点数が上がるの?」
と思うと思います。
この勉強法が効果的なポイントは、ステップ4の「完璧な回答を完成させるプロセス」にあります。
ステップ4で、時間をかけて、工夫をして回答を作ります。
そうすることで、TOEFLが求めている能力を鍛えることができるのです。
「でも、本番では15秒とか30秒しか準備する時間はないのに、何分もかけて回答を作ることになんの意味があるの?」
と思われるかもしれませんが、時間は優先事項ではありません。優先するべきは、TOEFLで求められている能力を鍛えることです。
そして、これらの能力を鍛えるためには、時間がかかってもいいので自ら試行錯誤をしてよい回答を作ることです。
これらの能力を鍛えることで、最終的にはたった15秒や30秒の準備時間で、それなりによい回答を作ることが可能になるのです。
時間を守って解くけど変な回答になる→必要な能力が欠如したまま上達しない
では、効果はありません。
時間をかけて工夫をして、いい回答を作る→TOEFLが求める能力が鍛えられる→時間を守りながらも質のいい回答が作れるようになる
時間を守るのは、最終的な目標でいいんです。
「じゃあ、なんでステップ1で時間を守って解くの?」
という質問に対しては、①実際の試験形式になれるため ②瞬発力を鍛えるため です。
TOEFL Speakingで求められる瞬発力とは、15秒などの短い時間で自分の意見や立場を決める能力です。これは、時間を守って解くことでしか鍛えられませんので、ステップ1で時間を守って解くことも必要なのです。
オススメしない勉強法
友達と英語で喋る、独り言で英語を言う、といった勉強法は私も実際に試しましたが、効果は実感できませんでした。
どれだけ友達とかっこいい俳優さんやウザい先生について英語で語り合えようと、TOEFLで求められる要約力や論理的思考力は鍛えられません。
スピーキング力は鍛えられるかもしれませんが、TOEFLのスピーキングはただ喋れるだけでは高得点は取れないことは、冒頭の分析でお分かりいただけると思います。
最後に
まとめると、
ステップ1で瞬発力を、
ステップ4で要約力、論理的思考力、わかりやすい回答を作る力 を鍛えるという、TOEFLのSpeakingを完全に攻略できる勉強法でした。
うまく説明できたか不安ですが、少しでも納得したところがあったならば実践してみて欲しいです。
Speakingは苦手な方も多いと思いますが、逆に言えばぐっと点数を上げられるセクションでもありますので、ぜひ対策に力を入れて欲しいです。頑張ってください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
