こんにちは、帰国子女のまゆうです!
私は現在、慶應義塾大学の新3年生です。
この記事から、帰国子女大学受験についてのコンテンツを充実させていこうと思っています!
まず初回は、帰国子女大学受験の流れを時系列に沿ってまとめたいと思います。
- 来年受験だけど、受験期ってどんな過ごし方になるんだろう?
- いつから面接対策を始めるの?
- 志望理由書の作成は何月頃がピークなの?
など、そもそも母数が少ないため情報がなかなか手に入らない帰国子女受験にまつわる疑問を解消できる記事になっていると思います!
受験前にだいたいの流れを知っておきたい方必見です!
ではさっそく始めましょう!
Contents
帰国子女受験の流れ:帰国前
①統一テスト対策 (2年前〜)
帰国子女受験は準備期間がたっぷり与えられます。
書類として提出する統一テスト(SAT、TOEFLなど)などは、指定された期限内に受けたものが有効になるので、何度でも受けて点数が高いものを提出することができます。
テストはだいたい受験する年の2年前から受けたものが有効なので、対策する時間はたっぷりあります。
例えば、2020/2021年度の慶應ですと、2018年8月から2020年6月31日までに受けたテストであればいずれも有効になります。
帰国子女受験は受験年の2年前から始まっていると思えと塾の先生に言われていました!
受験生として過ごす期間が一般受験生よりも長いと言えると思います。
- この期間に受験に向けてできることはTOEFL・統一試験対策のみ!
- 勉強してテストに望んで、できるだけ高いスコアを大学に出せるようにしよう!
②書類集め(受験する年の3〜5月)
さて、帰国前になると必要な書類を集めることで忙しくなります。
受験する年の3〜5月にかけて、受けたい大学の受験要項を確認し、
- 卒業証明書のコピー
- 推薦状
- 成績証明書
などの書類集めに取り掛かります。
本命の大学だけでなく、滑り止めの大学も受けるため、たくさんの大学の書類を集める必要があります。
書類漏れなどがないようにチェックするので結構大変な作業です。
書類不備で受験ができなかったということがないように、必要な書類を持って帰国できるようにしましょう。
- 書類集め
- 学校の先生も他の生徒の書類作りで忙しいので、余裕を持って早めに頼みましょう!
- 受けたい大学の募集要項をチェック
- 大学によっては特殊な書類が必要なこともあるので念入りにチェックしましょう!
帰国子女大学受験の流れ:帰国後
③予備校スタート(6月下旬)
ここからはいよいよ帰国したあとの段階になります。
6月下旬から予備校の授業が始まります。
予備校のガイダンス
始めの頃はガイダンスが多く結構退屈です。
教科書が配られたり、学力テストがあったり、クラス分けなどが行われます。
進路決め・webエントリー
担任の先生と受ける大学について相談したり、大学のwebエントリーなどが始まります。
個人情報などをweb上で入力するwebエントリーをしないと大学の受験資格が得られないので、とても重要です!
私の通っていた予備校では、本格的に小論文や英語の授業が始まったのは7月からでした。
この時点では受験はまだ先なので、みんなリラックスして和やかな雰囲気です。
- 予備校でガイダンスがスタート(受験の心構え、受験の注意点、授業などの説明を受ける)
- 進路相談(担任の先生と相談しながら受ける大学を固める)
- 大学のwebエントリー(書類不備がないか担任の先生にチェックしてもらえる)
④書類提出 (7月上旬)
志望理由書
いよいよ受ける大学や学部が決まると、志望理由書を書き始めます。
大学のパンフレットを見て授業を調べたり、将来の夢や目標を捻り出したり、結構時間がかかるし大変な作業です。
書類提出
Webエントリーとは別に紙の書類を大学に提出する必要があります。
これもめっちゃ神経使います。。
何度も受験要項を確認して、不備がないかを調べ、ドキドキしながら郵便局へ持って行き、郵送します。。
小論文の授業がスタート
この時期から小論文の授業がスタートします。
作文と小論文の違いとはなにか、など、初めて習う人にも分かりやすく授業が進んでいきます。
- 志望理由書完成
- 書類提出
- 小論文を基礎から学ぶ
⑤授業が本格的にスタート (7月下旬)
小論文と英語の授業
予備校の授業はだいたい朝9時から夕方4時くらいまであります。
毎日授業があるので高校に通っている気分でした。
初めての小論文に大苦戦しました。
いい小論文を書いた生徒は模範解答としてクラスの前で紹介されるのですが、私にはどうたらそんな意見のしっかりした文章が書けるんだ。。と
小論文を書いたら後日評価が返ってくるのですが、(A,B,C,Dの4段階評価)7月の間はCばかりで、毎日凹んでました笑
本番までに小論文がうまくなるのだろうか。。とこの時期結構病んでましたね。。
- とにかく小論文
- 小論文うまい人が神様に見える
- 結構凹むことが多い
- 小論文で頭いっぱい
⑥面接対策スタート (8月上旬)
8月に入ると、「もう予備校入って1ヶ月も経っちゃった!」「受験まであと1ヶ月しかないじゃん!」という焦りから徐々に余裕がなくなってきます。
引き続き小論文
受験の年の夏は小論文に捧げました笑
7月に引き続き小論文、小論文、小論文。。
こんなにも小論文を書くことは生涯ないです。。

予備校を卒業する時に今まで書いた小論文をまとめたらこんなことになりました笑
面接
この時期から面接のガイダンスが始まります。
実際に面接の練習が始まったのは8月中旬頃と記憶してます。最初は塾のチューターの方と面接の練習をし、アドバイスをもらいます。
ICUのグループディスカッションなども対策してくれます。
本気モードになる
8月に入るとみんな結構焦ってきて、真剣に勉強に取り掛かるようになっていました。
自習室などもほとんど埋まっており、みんなピリピリしはじめてました。
- 面接
- ガチモード
- ぴりぴりしてくる
⑦早稲田・上智に向けラストスパート(8月下旬)
8月の終わりはみんなお尻に火がついたように勉強します笑
9月の始めにはもう早稲田と慶應の試験があるので、初めての受験に全員緊張していました。
そしてみんな受験ハイからなぞのテンションになり、なぞの団結感も生まれます笑
⑧受かった人との格差(9月上旬)
9月上旬になると、受験に受かる人が出てきます。
受かってない人たちは焦りが出てきますし、残念ながら落ちた人もいるのでちょっと空気が重たくなります。。
第一志望に受かって、6月から一緒に頑張ってきた人も予備校に来なくなったりするので、まだ大学に受かってない人もちょっと脱力感が出てしまいます。
一致団結して勉強をしていたのに、受かった人と受かってない人とで格差が、距離を感じてしまいます。
そしてなんかネガティブなことを言っている人が多かったです(主に私、、笑)
⑨ガチモード (9月下旬)
ここら辺でICU、上智、MARCHの受験や合格発表が続きます。
この時期は本当に精神的に辛いので、心を強く持つ必要があります笑
気を抜いたら「全落ちしたらどうやって生きていこう。。」なんて思考に陥ります。
合格発表はとにかく怖いですし、落ちたら自分を全否定されたかのようでめっちゃ凹みます。
⑩国立に向けて勉強(10月下旬)
10月下旬になると徐々に私立組が受験を終え抜けていきますので、生徒数が半分くらいになります。
私は国立は受けたは受けたのですが、予備校には残らず海外の両親の元へ戻り、独学で勉強を続けました。予備校で2月までどのような流れだったのかは分かりません。
国立を受けた受験レポートについても書いています。

最後に
帰国子女受験は以上のような流れになります!
いかがだったでしょうか?
ニュースやドラマなどで見てイメージが掴みやすい一般受験とは違い、帰国子女受験は未知なものであるという方も多いと思います。
こちらの記事が、少しでも帰国子女受験のおおまかな流れを掴むことに繋がったら幸いです!
最後までお読みいただきありがとうございました!

