こんにちは、まゆうです!

今回は、国際バカロレア資格(IB)で必須の科目、Mathematics(数学)ではどのようなことを学ぶのかについて書きたいと思います。
私は2019年5月にIBを卒業し、Mathematics SLでは満点である7点を取得しました!
こちらの記事は、
- Mathematicsでは何を学ぶの?
- 日本の高校数学と何が違う?
- レベルはSLとHLどちらにすべき?
- 難しい?
このような疑問を解消できるものになっていると思います!
国際バカロレア(IB)のMathematics(数学)
国際バカロレアのMathematicsで学ぶトピックは以下になります。
- Algebra
- Functions and equations
- Circular functions and trigonometry
- Vectors
- Statistics and probability
- Calculus
各トピックを詳しく見ていきましょう。
①Algebra (代数学)
Algebraとは、日本語で「代数学」というらしいです。
x + 2 = 5 など、文字を使って数字を使うような数学のことを指します。
具体的に何を習うかというと、
方程式
二次関数 (Quadratic equation)
- 平方完成(Completed square)
- 判別式 (Discriminant)
- グラフの平行移動
因数分解 (Factoring)
数列
②Functions and equations (関数と方程式)
関数
- 値域
- 合成関数(composite function)
- 逆関数(inverse function)
- 有利関数(rational function)
指数関数 (aのn乗など)
対数関数 (logなど)
③Circular functions and trigonometry (円と三角比)
三角関数
- sine, cosine, tangent
- sine, cosine, tangentのグラフ
- 正弦定理(sine rule )
- 余弦定理(cosine rule)
- 三角形の面積
④ Vectors (ベクトル)
位置ベクトル (position vectors )
ベクトルの計算
単位ベクトル
直線とベクトル
⑤ Statistics and probability (統計と確率)
統計
- mean, median, mode
- standard deviation
確率
- ベン図 (Venn diagram)
- 樹形図 (Tree diagram)
- 条件確率 (Conditional probability)
- binomial distribution
- normal distribution
⑥ Calculus
微分
- 接線の方程式
- 関数の増減と極大・極小
積分
- 不定積分
- 定積分
- 図形の面積
IBのMathematicsでカバーする内容は以上のようになっています!
日本の高校数学と何が違う?
IBのMathematicsは、内容面では日本の高校数学とほとんど同じであると言えます。
両者で何が違うかというと、どれほど各トピックを深掘りするのか、という点です。
三角関数や確率、ベクトルなどカバーする範囲は同じでも、IBの数学は日本の高校数学と比べて全然深掘りしません。
日本の高校数学の教科書レベルや学校の授業レベルですらないと思います。
日本の数学がもし苦手で手に負えなかったとしても、IBの数学は大丈夫である可能性は十分あります。
私は日本では数学落ちこぼれ組でしたが、IBの数学のテストはいつも100点に近かったです。そして、「数学がめちゃめちゃできる子」ともてはやされました笑
ただし、これはMathematics SL(Standard Level)に限った話です。
よっぽどのことがない限りSLがおすすめ
HL(Higher Level)は日本の大学レベルの数学まで取り扱います。
日本の高校数学も全然余裕!数学大好き!という人以外はHLは取るべきではありません。絶対苦労しますので。。
実際、HLを選択した生徒も難しすぎて途中でSLに変更する人が毎年たくさんいます。
私の学校でも、半分以上がSLにドロップ(落と)していました。
注意すべきトピック
本当にIBの数学はSLにしとけば心配する必要はないの?と疑問を持たれたかもしれません。
たしかに、あくまで日本の数学に比べたら大したことない、というだけですので、難易度の高い問題やトピックがあるのも事実です。
そのようなトピックには参考書を買うなり勉強時間を増やすなりして対策する必要があるでしょう。
私や周りの生徒が苦戦していたトピックは
- Statistics and probability(統計と確率)
- Vectors(ベクトル)
- Calculus(微分・積分)
でした。
あくまで私や周りの人を見ていて思ったことですので、誰もがこれらのトピックで苦戦するとは限りません。
ただ、このトピックは苦戦する人が多いらしいな、と頭の片隅に置いておき、あまりなめすぎないようにするといいかもしれません。
最後に
いかがだったでしょうか?
国際バカロレア(IB)のMathematics(数学)ではどのようなことを学ぶのか、という疑問を解消できたら幸いです!
Mathematics(数学)は国際バカロレア(IB)をやる上で避けては通れない教科ですので、どのようなことを学ぶのかを把握するのはとてもよい準備になると思います。
Mathematicsの勉強頑張ってください!
最後までお読みいただきありがとうございました!
