まゆう英語ブログ
帰国子女で現役慶應大学生の私が発信します!
IB

【A取得者が語る】国際バカロレア(IB)の謎教科・TOKとは一体なんなのか

こんにちは、帰国子女のまゆうです!

今回は、国際バカロレア(IB)を取っている人が一番苦しめられる教科の一つ・TOKについての記事を書きたいと思います。

TOKは、IBを取る上で必須の科目です。

7段階評価の普通の教科と違い、A,B,C,D,Eで評価されます。

私は、最高評価であるAを取得しました。

TOKでAを取れる人は一握りで、ほとんどがB,Cであると聞いていたので、自分でも本当にびっくりしました。

その上、私はIBの中でTOKに一番苦しめられ、本当に嫌いな科目でしたので余計びっくりしました。

この記事では、将来IBを取る予定の方、現在IBプログラムをやっている方に向けて、

TOKとは一体なんなのか

について丁寧に詳しく書いていきます!

また、これだけではどうしても抽象的な説明と単なる体験談に終わってしまうと思うので、次の記事で、Aを取れた秘訣・A評価になった私のエッセー・プレゼンを公開したいと思います!

ではさっそく行きましょう!

国際バカロレア(IB)のTOKとは一体なんなのか

分からなくても安心して!

TOKとはなんなのか。

IBを卒業し、2年間TOKと向き合った人でも、うまく説明するのは難しいと思います。

私も2年間「これなにやってんだろ。。」って思いながらTOKの授業に出てました笑

TOKとはIBが作り出した独自の教科であり、IBを始めるまで触れることのない教科なので、TOKがなになのか分からないことは当然といえば当然です。

なので、IBを始めたばかりで「これほんとに何!?意味分からん!」って思っている方は安心してください。

周りでそれっぽい発言をしている生徒も多分分かってないですし、Aを取れた私も未だ分かってません笑

TOKを頑張って分かりやすく説明します

TOKは本当につかみどころのない科目なのですが、なるべく分かりやすく説明できるように頑張ります笑

TOKとは、Theory of Knowledgeを略したもので、「知識とはなんなのか」を追求することを目的としています。

私たちが知識として受け取っているものは本当に正しいのか

どうしたら正しい知識を学べるのか

どうしたら知識を得られるのか

などを学んでいきます。

なぜこのようなことをやるのかというと、IBが理想とする人物に育てるためのもののようです。

私たちは今まで、当たり前のように学校で与えられる知識を疑うことなく受け入れてきました。学校で習うことは正しいということが前提だったと思います。

ですが、IBが理想とする人物は、受動的に知識蓄積するを機械のような人ではなく、正しい知識と誤った知識を正確に見分け、正しい知識を積極的に吸収する人物のようです。

そして、それを叶えるために、TOKをIB生全員に課してるようです。

私の認識ではこんな感じです!IBの思惑などは私の推測や偏見も入っていると思いますが、2年間TOKに向き合った身としてはこのような理解をしても問題ないかな、と思います。

TOKで学ぶこと具体的に

少し抽象的な話になってしまったので、具体的にTOKを説明します!

正しい知識を選び取ることができる人物になるためには、どうしたらいいか。

その手段として、TOKでは、WoKとAoKというとても重要な二つの概念(?)を提唱しています。

この二つは本当に重要です!逆にこの二つ以外のことはやりません。

TOK = WoK & AoKと言っていいくらいです。

この二つをマスターしたらTOKに立ち向かえるので、以下のことを理解できるようにしましょう。(今すぐ理解できなくても全然問題ないです!なんとなくで構いません!)

WoK(Ways of Knowing)

WoKとは、Ways of Knowingの略で、「知る方法」という訳が適切でしょうか。

正しい知識を得るために、私たちが知識を得る方法とはなんなのか、また、それぞれの長所や短所、それぞれの繋がりなどを学びます。

WoKには8種類あります。

それぞれを説明していきます。さらーっと読み流してもらって構いません。

①Language(言語)

まずは、Languageですね!私たちは、会話、議論を通して知識を得ます。

②Sense perception (知覚)

視覚、聴覚、触覚などの五感のことです!五感がなければ、私たちは見てなにかを学ぶことも、聞いて知識を得ることもできません。とても重要な「知る方法」です。

③Emotion (感情)

感情は知識を得る上で少し厄介になることがあります。例えば、「怒り」や「恐怖」という感情によって、事実を誤って捉えることがあります。

冤罪が起こる一因や、記憶違いの原因になったりします。

感情は時に事実を曲げ、誤った知識を得ることになることもあるので、注意が必要なWoKでもあります。

④Reason (理性)

理性ですね。

私たちは理性があるので、物事を冷静に判断し、時間をかけて、最善の道を選ぶことができます。理性は信頼性が高いWoKです。

⑤Imagination (想像)

想像することで、新たな知識を得ることはよくあります。

例えば、「地球の周りを太陽が回っているのではなく、逆なんじゃないか」という想像を発端に、天動説が覆され正しい知識を得ることができました。

⑥Faith (信仰)

神に対する信仰です。

あまり授業で取り扱わなかったのでコメント思いつきません笑

 

⑦Intuition (直感)

直感は理性とは対照的です。授業ではセットで学ぶことが多いです。

一瞬で判断するので、間違えることも多くあります。

ですが、理性は物事を熟考するため時間を必要とする、というデメリットがあります。

急な判断をしなければならない状況において、直感はとても重要です。

 

⑧Memory (記憶)

記憶はどれくらい信用できるものなのか。

人間はどれくらい正確に記憶を保持できるのか。記憶は「知る方法」としてどれほど優れているのか。

などを学びます。

Sense perceptionやFaithはあまり出てこないイメージです。

Reason, intuition, emotion, memoryは授業内で結構深く掘り下げていました!

AoK(Areas of Knowledge)

続いて、TOKでもう一つ重要な概念、AoK、Areas of Knowledgeです。「知識の領域」と訳せますでしょうか。

「知識」はどのような種類に分けられるのか、また、それぞれの領域でどのような知識を扱うのか、それぞれの知識の領域の優劣などを学びます。

AoKは普通の学校の教科をわざわざ定義し直したものと考えてもらってもいいと思います!

①Mathematics (数学)

数学ですね!

数学は正解が一つであり、数論はすべて証明できるため、とても信用性の高い知識の領域という扱いをTOKの中で受けています笑

②Natural Sciences (自然科学)

物理、生物、化学です。

これらも、条件を厳格にコントロールしながら実験をし、仮定を採用・却下することができるので、信用性が高い知識の領域とされています。

③Human Sciences (人文科学)

経済学、心理学、地理学などです。

これらは実験はできるものの条件のコントロールが難しいため、信頼性が低いとされています。

例えば、心理学では人間が実験の対象のため、個人差などの要因によって正確な実験をするのは困難とされています。

 

ですが、これらも私たちが暮らす社会を理解する上でとても重要なAoKです。

 

この3つが頻出です!(私の学校だけかもしれませんが)

以下のAoKはさらーっと読み流してもらっても大丈夫です!

 

④The arts (芸術)

芸術ですね。

芸術作品から、私たちは人間の美的感覚、感情、さらには「人間とはなにか」ということまで知ることができます。

⑤Ethics (倫理)

人間の倫理観ですね。

何を善とし、何を悪とするのか。

これらの境界はどこにあるのか。誰がそれを決めるのか。

などを学びます。

 

⑥History (歴史)

歴史を学ぶことで、人間がどのような状況でどのような行動を取るのか、争いはどう始まるのか、どう収束するのか、などを学ぶことができます。

 

一方、歴史には食い違いがあります。

例えば、日本と韓国との間でもめている元徴用工や慰安婦問題。

両国の発言が食い違い、何が真実か分からないこともあります。

 

このような中、どうやって正しい知識を得ることができるのか、という大きな問題があります。

⑦Religious Knowledge Systems

宗教についてです。

キリスト教、イスラム教などを知識の領域としてとらえます。

私はあまり宗教は詳しくないですし、授業中もあまり掘り下げなかったのでこれくらいで。。笑

⑧Indigenous knowledge systems 

先住民のことだったと思いますが。。

授業で習った覚えが全くないのであまり重要ではないと思います笑

 

まとめ

今までの内容をまとめます!

  • TOKとは「どのように正しい知識を選び取ることができるか」を考える科目
  • その手段として、WoK(知る方法)、AoK(知識の領域)がある。
  • WoKには8種類、language, sense perception, emotion, reason, imagination, faith, intuition, memoryがある。
  • それぞれの定義、他のWoK関係性、長所、短所を授業で学ぶ
  • AoKも8種類、mathematics, natural sciences, human sciences, the arts, ethics, history, religious knowledge systems, indigenous knowledge systemsがある。
  • それぞれの定義、関係性、課題、長所、短所を授業で学ぶ

どれも抽象的すぎてイメージがつかみづらかったかもしれませんが。。

結局は、8個のWoKと8個のAoKがどう正しい知識を得る上で役立つのか、逆に誤った知識を得る危険性があるのかを2年間で学んでいく!って感じです!!

最後に

TOKとはなんなのかについて書いてみました!

少しでも参考になったら幸いです!

次回はAを取れた秘訣・A評価になった私のエッセー・プレゼンを公開したいと思ってますので、しばしお待ちを!

 

最後まで読んでくださりありがとうございました!